
私は普段ショアジギングをよくやっていますが、リーダーの太さをどう選ぶべきか自分なりにいろいろと考えてきました。そして、今自分として採用している考え方について、今後ショアジギングやルアーフィッシングをやっていこうと考える人の参考になればと思いましたので、こちらに書いておこうと思います。
いきなり結論です!
FGノットで結束した際に、PEラインの耐えられる負荷よりも、ギリギリ弱いくらいの負荷まで耐えられる号数のリーダーを採用するようにしています!
詳しく説明してみます
ちなみに、前段で述べた結論は主にジグを投げる場合、根掛かりが想定されるシチュエーションで釣りをする場合を前提とした私なりの結論となります。
ショアジギングでジグを海底に着底させる場合、その海域や場所にもよりますが根掛かりをする場合があります。よくあるのは、潮の流れが効きすぎていて着底が分からずにジグが根掛かりしてしまうパターンや、何度かしゃくって着底させてを繰り返している間に手前付近の根にスタックしてしまうパターンなどです。
根掛かりをしてしまうと、最終的に外れなければラインを切る必要がありますが、その際もっとも避けたいのがPEラインの途中から切れてしまう高切れです。
例えば、リールには300m巻いていたとして、ジグを100m遠投してさらに50m海底まで沈めた場合、単純計算でPEラインは150mは放出されている計算になります。それが着底直後に根掛かりしてしまい、ラインを引っ張ったら手元付近から高切れしてしまったとしましょう。※私も何度かそういう経験をしてきました。。
そうなると、、
・PEラインが水中に残ってしまい釣りの邪魔になってしまう
・PEラインが水中に残ってしまい海のゴミを増やしてしまう
・PEラインが少なくなってしまい釣りの続行が難しくなってしまう
こうなるともう遠投する事は難しいでしょう。諦めて帰宅するしかありません。
なぜ高切れが起こるのか?
高切れが起こる理由はいくつかありますが、とくに多いのがリーダーの強度がメインラインのPEよりも強い場合です。仮にPEラインの強度が30kgだとして、リーダーの強度が50kgだった場合、結束部でのすっぽ抜けがない限り弱いラインの方で切れる事になります。つまり、PEライン側で切れる高切れに繋がるわけです。
ただし、PEラインの強度が30kgでリーダーの強度が30kgと同程度だった場合はほとんどがリーダー側で切れる事になります。それはFGノットで結束した場合、ラインの結束部の強度が80%~90%程度まで下がる事でPEラインよりも弱くなるからです。
PEラインの号数に対して適切なリーダーの号数は?
簡単な早見表を作ってみました!
例えばPE4号の場合、PEライン自体の強度は24kg

FGノットの結束強度を80%で仮定した場合、PEラインよりも結束強度がギリギリ弱いリーダーの号数は60LBとなります!なので、PE4号にはリーダー60LBが最適だと考えています。↓↓

もう1つ例を出してPE5号の場合を考えてみましょう。

PE5号の強度は30kgです。同じようにFGノットの結束強度を80%だと仮定すると、その場合ギリギリ30kgよりも弱いのは、、

リーダー80LBになります!
ちなみに、一般的に言われているリーダー号数の選び方は、PEラインの20倍とされることが多いです。
PE4号ならリーダーは80LB、PE5号ならリーダーは100LB、みたいな感じです。
私も長年それでやってきましたし、磯際の攻防を考えると出来るだけリーダーを太くしておきたい気持ちも正直あります。PE5号にリーダー120LBみたいな。根掛かりをする可能性がない場合であれば上記のセッティングでも問題ないですし、むしろそれが王道だと思います。
ただ、ショアジギングのように根掛かりの可能性がある釣りをやる場合、高切れのリスクを考慮すると王道のセッティングよりも1ランクリーダーの号数を落とす事で、根掛かり後のリスクを最小限に抑えリーダー側でラインを切れる可能性を高めてくれると考えています。
まとめ
根掛かりのリスクがある場所でショアジギングをやる場合には、通常のPEラインとリーダーの組み合わせよりも、リーダーを1ランク弱くしてあげることで根掛かりしても高切れを防ぐことができます!
逆にトッププラグやミノーなどを投げる場合、ほぼ根掛かりしないような状況なのであれば、通常通りPEラインの号数×20のLB数のリーダー、もしくはそれ以上のリーダーをセッティングして瀬ズレや歯切れを対策するのも十分ありだと思います。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
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#PEラインとリーダー

コメント
I like this site so much, saved to favorites.
ショアジギングでのリーダーの選び方、とても参考になりました。特にFGノットの結束強度とリーダーの号数の関係についての説明が分かりやすかったです。私も以前、高切れでPEラインを失った経験があり、その時の悔しさを思い出しました。リーダーを1ランク弱くすることで高切れを防ぐというアイデアは、実際に試してみたいと思いました。ただ、リーダーの強度を落とすことで、魚とのファイト時にリーダーが切れるリスクはないのでしょうか?また、潮の流れが強い場所でのショアジギングでは、リーダーの長さも重要な要素だと思うのですが、その点についても教えていただけると嬉しいです。これからも役立つ情報を期待しています!
記事の内容、とても興味深く読みました!ショアジギングでのリーダーの選び方、特にFGノットを使った場合の強度の考え方は参考になります。自分も根掛かりの経験があり、高切れのリスクを減らすためにリーダーの号数を調整するというアイデアは実践的だと思いました。PEラインとリーダーの強度バランスについてもっと詳しく知りたいです。例えば、潮の流れや海底の地形によってリーダーの号数をさらに細かく調整する必要はあるのでしょうか?また、この方法を実際に試した際の具体的な結果や体験談があれば教えていただきたいです。今後の釣りに活かせそうな情報がたくさんあり、とても勉強になりました。
ショアジギングでのリーダーの選び方、とても参考になりました!特にFGノットの結束強度とリーダーの号数の関係についての説明が分かりやすかったです。私も以前、高切れでPEラインを失った経験があり、その時の悔しさを思い出しました。リーダーを1ランク弱くすることで高切れを防ぐというアイデアは、実際に試してみたいと思いました。ただ、リーダーの強度を落とすことで、魚とのファイト中にリーダーが切れるリスクはないのでしょうか?また、潮の流れが強い場所での着底のコツなども教えていただけると嬉しいです。これからもショアジギングを楽しむ上で、このような具体的なアドバイスを参考にしていきたいと思います!
ショアジギングについての記事、とても参考になりました!特にリーダーの太さの選び方についての考察が非常に興味深かったです。私も以前、根掛かりでPEラインが途中で切れてしまい、悔しい思いをしたことがあります。リーダーの強度をPEラインよりも少し弱くするというアイデアは、まさに目から鱗でした。FGノットの結束強度についても詳しく説明されていて、とても役立ちます。でも、リーダーの号数を1ランク落とすことで、本当に根掛かりのリスクを最小限に抑えられるのでしょうか?具体的な実践例や他の釣り人の経験も聞いてみたいです。この記事を参考に、次回の釣りに挑戦してみたいと思います!